「日本一の最低男」中山美穂さん生前の姿に悲痛の声 放送後に追悼テロップ|シネマトゥデイ

9日に放送された香取慎吾主演のフジテレビ木曜劇場「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(毎週木曜22時~22時54分※初回15分拡大)の初回に、昨年12月6日に亡くなった中山美穂さんの生前に撮影されたシーンが登場し、視聴者の悲痛の声が相次いだ(※一部ネタバレあり)。 本作は、選挙で当選するためにイメージアップを狙い、シングルファーザーの義弟・小原正助(志尊淳)とその子供たちと暮らすことになったフリージャーナリストの主人公・大森一平(香取)が、家族の問題と向き合ううちに本気で社会を変えようと立ち上がっていく姿を描くホームドラマ。中山さんが演じるのは、正助が保育士として働く保育園の園長・園田美奈子(そのだ・みなこ)。中山さんは昨年12月6日、自宅で亡くなっていることが所属事務所より発表。検死の結果、事件性はないことが確認され、葬儀は遺族と事務所関係者のみで同月12日に執り行われた。 中山さんの出演シーンは、22時24分頃。正助が帰宅しようとしたとき、園田園長が壊れたおもちゃの棚を治してほしいとお願いし、「いや…わかりました」と口ごもる正助に「ありがとう。こういう時男の先生がいてくれると助かるわ。よろしくね」と足早に去っていった。二度目も帰宅しようとする正助を足止めするシチュエーションで、今度は「黒田先生のお子さんが熱を出して早退しちゃって。残業してもらえる?」とお願い。「えっと…」と困っている合間に「助かります!」と去っていく……というシーンだった。 中山さんが現れるなりSNSでは「ミポリン」コールが巻き起こり、「会えてうれしい」「切なくなった」「涙が…」「いまだに信じられない」「最後まで見たかったな」と中山さんの死を悼む声が次々と寄せられ、最後には「中山美穂さんが昨年12月6日に逝去されました。謹んで哀悼の意を表します。」と追悼のテロップが映し出された。 中山さんの出演シーンは、1月23日放送の第3話にも登場。なお、5話では妹の中山忍さんが美穂さんの役柄を引き継ぐ形で、新しい園長・鮫島ふみ役として出演する。 初回はタイトルが国内のXトレンド一位になったほか「ミポリン」「鷲津さん」「一平おじさん」「中山美穂さん」など複数の関連ワードがSNSをにぎわせた。(石川友里恵)

中山美穂さんの笑顔再び…生前撮影ドラマ「日本一の最低男」で香取と20年ぶり“共演”最後に追悼の意

俳優の香取慎吾(47)が主演を務めるフジテレビの連続ドラマ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(木曜後10・00)が9日にスタート。昨年12月に急逝した中山美穂さん(享年54)が出演している第1話が放送された。 中山さんと香取は1995年の同局月9ドラマ「For You」以来20年ぶりの“共演”。中山さんが生前撮影していたシーンを、この日放送の第1話で放送するとしており、同23日放送の第3話でも放送予定となっている。 保育園の園長・園田役を演じた中山さんは、エプロンをつけ、髪を一つに結んだメガネ姿で登場。チャーミングな笑顔を見せる場面もあった。 また、中山さんの実妹で女優の中山忍(51)が代役を務めることも決定。同ドラマ公式サイトでは「『日本一の最低男※私の家族はニセモノだった』に、中山忍さんのご出演が決定しました。第5話(2月6日放送)にご出演予定だった中山美穂さん演じる園田美奈子(そのだ・みなこ)役の設定を引き継ぎ、鮫島ふみ(さめじま・ふみ)役としてご出演いただきます」と発表している。 ドラマ終盤には草彅剛が登場。第1話のゲストとして出演し、2023年の主演ドラマ「罠の戦争」で自身が演じた主人公・鷲津亨(わしづ・とおる)に再び扮し、区議会議員選挙で当選を目指す主人公・大森一平(香取)と共演。約27年半ぶりドラマ共演を果たした。 エンディング後には、「中山美穂さんが昨年12月6日に逝去されました。謹んで哀悼の意を表します。」と表示された。

劇団民藝の伊藤孝雄が死去、樫山文枝・日色ともゑがコメント

劇団民藝の伊藤孝雄が死去、樫山文枝・日色ともゑがコメント 伊藤孝雄が、昨年8月14日に多臓器不全のため死去していたことが、本日1月9日に伊藤が所属する劇団民藝より発表された。87歳だった。 伊藤は1963年に俳優座養成所(12期)を卒業後、劇団民藝俳優教室に入所し、1965年に劇団民藝の劇団員となる。同劇団での初舞台は、1964年上演の「人質」のレスリー・ウィリアムズ役。1967年に「汚れた手」のユゴー役と、「白い夜の宴」一郎役で、紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した。葬儀は8月18日に家族のみで執り行われ、お別れの会は予定されていない。 伊藤の死去に際し、劇団民藝の樫山文枝は「目の覚めるような天下の二枚目なのに中身は三枚目でユーモアあふれる愛すべき人でした。どんな役にも真剣にとり組む孝雄さんの姿が目に焼きついています。恋人だったり夫婦だったり、最後は娘の役まで共演させていただきました。支えていただいたことの多さにお礼も言えなかったことが悔やまれます。長い間本当にお疲れさまでした。やっとゆっくり休めますね。ありがとうございました」とコメントした。 同じく劇団民藝所属の日色ともゑは「孝雄さんは劇団に入ってすぐにサルトルの『汚れた手』(宇野重吉演出)で主役をつとめました。『回収不能だ!』最後の台詞が東横ホールの客席に響きわたり、感動で席を立てなかったことを今でも思い出します。その後60年以上孝雄さんとは沢山の舞台で共演しましたが誠実で立っているだけで素敵な人でした」と語った。