元SMAPの中居正広さんを巡るトラブルが、テレビ業界全体に波紋を広げています。昨年、中居さんがフジテレビの当時勤務していた女性、Xさんとの間で発生した問題について、約9000万円の解決金が支払われたことが報じられました。この件は、12月19日発売の女性セブン及び、続く週刊文春によって詳細が伝えられました。特に、性的な問題が含まれているとされ、業界内での反響は大きく、影響を受けた番組は次々と放送差し替えが行われています。
具体的には、1月7日放送の「ザ・世界行天ニュース」では中居さんのシーンがカットされ、1月10日予定だった「金曜日のスマイルたちへ」も別番組に変更されました。さらに、1月12日放送予定の「誰かと中居」は公式に放送休止が発表されました。フジテレビは公式サイトにて、報道を受けた放送休止の理由を説明し、状況を総合的に検討した結果としています。
報道によれば、Xさんは上司の指示で中居さんが参加する飲み会に同行したとされますが、現地に着くと他の参加者は欠席。結果として2人きりの状況が生まれたと伝えられています。この件に関してフジテレビは、報道内容に事実と異なる点が含まれていると否定していますが、ネット上ではXさんが上司に押し付けられたのではないかとの指摘が広がっています。
今回の問題は、フジテレビのみならず、テレビ業界全体の体質改善の必要性を浮き彫りにしています。過去の文化や価値観が未だに影響を及ぼしているとの批判も強まっており、透明性のある説明と体質改善が求められています。視聴者や社会全体が過去の慣習を受け入れない時代に突入している中、中居さんとフジテレビが今後どのように対応していくのか、注目が集まります。