こじるりの夫、北村さんが経営難に陥った理由が明らかになった。運送会社の社長である計算さんは、2022年11月に北村さんから新事業の説明を受けた際、彼を誠実で頭の良い若者と評価していた。しかし、北村さんが手掛けていたサウナ向けのデジタルツールは、国内のサウナ市場の規模が限られていることから、投資には慎重な姿勢が求められた。
計算さんは、サウナ市場には個人経営の小規模施設が多く、コスト負担が大きいため新システムの導入が難しいと懸念を抱いていた。結局、彼は北村さんへの投資を見送ることになり、一度会ったきりの関係に終わったという。さらに、昨年夏頃には、仲介した投資家から北村さんの事業がさまざまな困難に直面しているとの情報も入ってきた。
サウナやキャンプといったトレンドの流行は、一時的な人気に過ぎない可能性があり、リピート客が少なくなるリスクも指摘されている。計算さんは、ビジネスを成功させるためには、複数の事業柱を用意することが重要だと語る。また、資金繰りをしっかり行うことが企業経営において不可欠であると強調した。
北村さんの周囲には、経営に関するアドバイスを受け入れる環境が十分でなかった可能性がある。失敗を糧に新たな事業を立ち上げることができず、名声を持つ妻を支える責任が重荷となり、経営悪化を招いたのかもしれない。日本社会が失敗を恐れず、多様性を受け入れる力を持つことが重要であるとの意見も聞かれる中、北村さんの今後の動向に注目が集まる。