山川豊が階段から落ち、両足を切断するという痛ましい事故に見舞われた後、彼は現在、車椅子での生活を余儀なくされています。66歳の誕生日を迎えた10月19日、都内で行われたディナーショーでは、彼の肺がんとの闘病生活についても語られました。山川は、昨年10月に肺がんのステージ4と診断され、脳や脊髄への転移も明らかになりました。手術は不可能で、現在は抗がん剤治療を受けています。
山川は、治療を続ける中でもファンの前で力強く歌う姿を見せ、「僕は本当に楽な方で、これからも頑張っていきます」と前向きな姿勢を強調しました。兄である演歌歌手の鳥羽一郎からの励ましも受け、山川は「とにかく病気を直すことに集中しよう」と語りました。
しかし、私生活では離婚を経験し、経済的に厳しい状況にあることも明かしています。彼は「極貧生活」の実態について涙を流しながら語り、独りでの生活がいかに大変であるかを訴えました。また、治療の影響で味覚障害や皮膚の問題にも悩まされており、日常生活にはさまざまな困難が伴っていることを明かしました。
それでも、山川は歌手としての復活を夢見ており、「3年でいいから歌い続けたい」と語る姿からは、病気に対する不屈の精神が感じられます。彼の新曲「兄貴」は、兄への思いを込めた作品であり、ファンに向けたメッセージとしても受け取られています。
今後も、山川豊は自身の病気と闘いながら、歌手としての活動を続けていく意向を示しています。彼の姿勢は、多くの人々に勇気や感動を与えていることでしょう。