フィギュアスケート界の若手有望選手、青木祐奈さんが、引退の意向を発表し、ファンや関係者の間に衝撃が走っています。22歳の青木さんは、今月22日に大阪で行われた女子フリーの演技後、今期限りでスケートを辞めると語りました。彼女は、演技中に感じた不完全燃焼を理由に「これ以上スケートを嫌いになりたくない」と明かし、多くの支持を受けた選手の最後の姿に涙を流しました。
青木さんは、2006年のトリノ五輪で荒川静さんの金メダル獲得を見てスケートを始め、以来、着実に実力を伸ばしてきました。彼女は特に、連続ジャンプに定評があり、女子選手の中でも唯一3回転3回転ループを成功させることができる選手として知られています。彼女の練習は小学校1年生の頃から週4回、現在は週6日、早朝から夜まで続けられてきました。その努力の裏には、家族の支えも大きかったといいます。
特に母親の青木美さんは、青木さんが苦しい時期に寄り添い、支えてきた存在です。青木さんは「母は私の話を常に聞いてくれ、味方でいてくれた」と感謝の意を示しました。
また、青木さんと本田真凜さんとの親しい関係も注目されています。両選手は競技を共にしながら互いに刺激を受け合い、成長を続けてきました。しかし、青木さんの引退は、ファンや選手仲間にとって大きな喪失となります。彼女のフィギュアスケート人生は、これからも語り継がれることでしょう。