教育評論家で「尾木ママ」として知られる尾木直樹氏が、自身の子育てについての失敗を語り、炎上を引き起こす事例が相次いでいます。尾木氏は、教育界での知識と経験を持ちながらも、実の娘たちに対する育て方に苦悩していたことを明かしました。
尾木氏は1947年に滋賀県で生まれ、早稲田大学教育学部を卒業後、国語教師や大学教授としてのキャリアを積んできました。しかし、彼の子育てに関する言動は、時に矛盾をはらみ、批判を受けることも多々あります。特に、長女が美術大学への進学を希望した際、尾木氏はその意志を尊重せず、総合大学へ進学させた結果、娘は自分の欲求を押し殺してしまったといいます。これが尾木氏にとっての大きな反省の転機となりました。
一方、次女は自由奔放な性格で、学校で問題を起こすことが多かったといいます。尾木氏はこのような異なる性質を持つ娘たちとの関係の中で、親としての支援がどのようにあるべきかを考え直す機会を得たようです。
尾木氏は、子育ての失敗を経て、現在は3人の孫を持つ祖父として、より柔軟な考え方を持つようになったと語っています。しかし、メディアでの発言が度々炎上を招き、特に2016年の7歳男児置き去り事件では、早計な批判を行った結果、謝罪に追い込まれることもありました。
このように、教育界での実績がある一方で、個人的な子育ての経験から生じる苦悩や批判に直面している尾木氏。その活動は、現在講演会や著作活動にシフトしているものの、メディアでの露出が減少しているとのことです。尾木氏の今後の展開に注目が集まります。